Blancaの想い

福岡,熊本の天然石ヒーリングストーン(パワーストーン)のお店Blanca/ブランカ

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Veda Crystal / NEPAL Kanchengjunga

カンチェンジュンガの水晶・ヴェーダクリスタル

 

カンチェンジュンガの水晶のお話

 

石歴が長い方は覚えていらっしゃるかもしれませんが 

このカンチェンジュンガ産の水晶は

2013年頃に1度だけ

日本のミネラルショーに持ちこまれました

 

ネパール産のヒマラヤ水晶の中でも

特に珍しい産地のものとして

鳴り物入りで日本にやって来ましたが

当然のことながら、流通量が極端に少なく

流行りに乗ることはありませんでした

 

数がないものが流行ることは

物理的にも商売人の心情的にもあり得ませんからね

 

Blancaにも、とにかく珍しいからと

弟弟子から勧められるまま手にしたその時のクラスターが

数点あります

 

日本にやって来たのはその一度きり

 

今回、カンチェンジュンガ産水晶に関わって

その辺りの事情を知ることが出来ました

 

掻い摘んで簡単にご説明します

 

ネパール東部のこの鉱床での採掘には

政府が発行する採掘権が必要で

権利金のほか、採掘量に応じて

税金を払うシステムになっています

 

2013年頃の流通時のものは

その採掘権を持つグミル(仮名)からではなく

彼が採掘を任せた運営者から購入したバイヤーが

日本に持ちこんだものだということでした

 

それ以降、ぱったりと止まってしまったのは

単純に採掘を止めてしまったから

 

他のヒマラヤ水晶と呼ばれる水晶とは

比べ物にならない採掘の難しさ

 

先にも書きましたが

採掘地が他のヒマラヤ水晶と比べ高所のため

運送コストは桁違い

 

鉱床を探り人力で掘り進める

まるでギャンブルのような採掘ですから

空振りに終わることもあります

 

あくまでも嗜好品ですので

高値で取引されるわけでもありませんし

上手く採れたとしても1年にたったの500キロです

 

一度でも失敗してしまえば大赤字

 

運営コストが経営を圧迫

 

そして、そこに来ての原石の輸出規制

 

自国の付加価値産業の成長を目指し

厳格化された資源関連の法律により

製品原料となる原石を国外へ持ち出すことが

ほぼ不可能となりました

 

そしてココロが折れた…というのが真意のようです

 

 運営を任せていた人間が辞めたあと

グミルにとっては、いくつかの商売のひとつだった

このリスクの高い鉱山業を続けることに

意味を見いだせるはずもなく

残されたストックを倉庫にため込んだまま1年…2年

 

さすがに維持費もバカにならないと

権利の売却を考え始めたそんな矢先

 

グミルの息子が

たわむれにこの水晶の写真をSNSにアップ

 

それがヨーロッパのバイヤーたちの目に留まった

 

 

余談ですが

カンチェンジュンガ産の水晶とは別に

同産地のアクアマリンの販売先を見つけてほしいと

サントスから依頼を受けたんです

 

もちろんグミルから買ったもの

 

確かに日本にはほぼ持ちこまれておらず

超が付くほどの激レア鉱物ではありますが

さすがに日本国内では卸先が見つかりそうもない

 

というか絶対に無理

 

さてどうしたもんかと考えていて…ふと

アメリカだったら売れるだろうなと

 

時期はちょうど1月

よし!ツーソンで売って来てやるよと安請け合い

 

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが

ツーソンショーではどのロケーションにも

高級鉱物の販売ブースがひとつは出店しているんです

 

そこを片っ端から回れば

一店くらいは興味を示してくれるだろうと

 

で、回ってびっくり

 

あるんです

 

どこのブースにも

 

 

高級原石ケースには

ピンスポットに照らされてキラッキラに輝く

カンチェンジュンガのクラスター

 

それを横目で見ながら

実はかくかくしかじかで

カンチェンのアクアマリン持ってんだけど要らない?

 

これどうしたんだ?

 

ダメもとで仕掛けてみました

 

これは、そこに飾ってある水晶の

鉱山オーナーのネパール人から買ったものなんだけど

それよりこの水晶は誰から仕入れてんの?

 

あ?なんでそんなこと聞くんだよ

 

いや、このアクアマリンもそうだけど

俺、鉱山主から直接買えるんだよね…興味ある?

 

グミルだろ?俺も奴からだよ

 

あいつそんなアクアマリン持ってたかなぁ

 

俺にはナガ―にしか見えないな

 

お前嘘ついてるだろ

 

 

いや…そうなんです

 

彼もまた、先に書いたSNSに目を留めた

ヨーロッパのバイヤーのひとり

 

話を戻して

 

そのヨーロッパのバイヤーたちは

カトマンズまでやって来てはこの水晶に大金を投じ

嬉々として帰っていく

 

ツーソンショーでの彼らの小売り価格を見ましたが

そら嬉々となるよねって話です

 

と、そんなバイヤーたちが日を追うごとに増え続け

驚いたグミルは手のひら返しで

自らシェルパを雇い水晶採掘に乗り出した

 

それが2015年の話です

 

 

(*2017年に書いたものです)

 

*********************

 

さてこれまた余談です

 

先に書いたカンチェンジュンガのアクアマリン

 

どうなったか気になりませんか?

 

tamakiさんが撮ってくれた写真が残っていたので

それを交えながら…

 


 

ツーソンで石を売ると言っても

それが卸なのか小売なのか

まったくもってどうしていいか分からない

 

デザートラット(蔑視語)と呼ばれている

ツーソンに集うヒッピーの真似をして

とりあえず広げてみるかと

もそもそと開梱していると

ひとりの男性が声をかけてきました

 

それなんだい?

 

ネパールのカンチェンジュンガのアクアマリンだよ

 

ここで売りたいんだけどどう思う?

 

へぇこれすごいな

 

すると周りの仲間たちに

おいこれ見てみろよと

 

するとあっという間に人が集まってきました

 

話を聞いてびっくり

 

10年以上ツーソンに来ているのに

初めて知った衝撃の事実

 

「彼らはみんなここに石を売りに来てるんだよ」

 

「たぶんここにいる人間の2~30%は客じゃないと思う」

 

そうですよね…普通に考えれば

こんな世界最大のミネラルショーで

買うだけの人しかいないなんてありえませんよね

 

「これは俺が見てもすごいもんだから

俺の売り先に紹介してやるよ」

 

 

広げたアクアマリンの原石をそそくさとしまい

彼の後を追って促されるままに交渉

 



 

慣れない英語での営業を続け

英語の売り言葉が定型文化してきたところでところで

これまでと少し反応が違うサプライヤーと遭遇

 

ベイプショップ経営が本業の中国系アメリカ人

 

「Kangchenjunga Tapurejung district Aquamarine」

 

そう書かれたタッパーを見て前傾姿勢

 

自ら開梱しはじめ食い入るように

いろんな角度から眺め…

 

「これはすごいな」

 

「セプターになってるのに頭が逆だな

これはリバースセプターと呼ぼうぜ」

 

で?いくらで売りたいんだ?

 

こぼれそうな笑顔をぐっとこらえ

これ全部で○○ドルでオファー受けてるんだ

 

それは…ちょっと高いな

 

あーだこーだと話しあい

 

これとこれとこれは欲しいけど

これはいらないなぁ

 

だよね…わたしたちもそう思いながらロットを組み

グロスで価格設定をしたわけです

 

これとこれとこれだけで

ここまでしか出さないし出せないから

それでいいなら買うけどどうする?

 

始めて返って来た「買う」という言葉

 

うーん…分かった

 

流石にオファーを受けてる身だから即答は出来ないけど

今晩、売り主と話してみるよと

 

その晩、その日の出来事や感触を伝え

ここで売った方が良いと思うとサントスを説得

 

次の日

 

売主のOKが出たから昨日言っていた額面でいいよ

 

「そうか、なら買おう」

 

ちょっと高い買い物だったなぁとかなんとか

 

でも分かってるんです

 

すっごい嬉しそうでした

 

ショーの期間中

たくさんのお客さまからいただいたであろう

しわだらけの100ドル札で1枚2枚…

 

そして支払いが終わり自分のものになった途端

指先で持ち上げ満足そうに様々な方向から

穴が開きそうなくらいの眼力でぐーっと

 

鉱物が好きな人は絶対にするアレです

 

「俺、鉱物の中でもアクアマリンが好きなんだ」

 

「日本産のアクアマリン持ってきてくれたら

いくらででも買うよ!頼むな」

 

「今回のアクアマリンがもし売れなくても

俺のコレクションに出来るし…良い取引だったよ」

 

じゃぁまた頼むな

 


 

ツーソンショー最終日のメインショー

 

彼も、昨日まで出店していたブースを閉め

コンベンションセンターで行われるそのショーに

お店を移していました

 

会場でランチを食べていたら

横で勢いよくベイプの煙を吐き出す彼に遭遇

 

「あれ?何してんの?」

 

「メインショーに出してるんだよ」

 

もしかしてと彼のブースに行ってみると 

ショーケースにあの「リバースセプター」

 

お値段見てびっくり

 

これひとつ売れたら元が取れるどころか

利益ばりばり出るやん

 

tamakiさんと大笑い

 

まぁ石屋ってどこの国もそんなもんです

 

儲けてもらえれば幸いです

 

今回のカンチェンジュンガは

それがわたしたちのテーマです

 

みんなが笑顔になれるように

 

だからなのかなぁ…

 

今回のカンチェンジュンガの水晶販売を

ノーギャラで受けて

まさかこんな発見が出来るとは思いませんでした

 

これも「ヴェーダ」のおかげ

 

ツーソンで売れる

 

お師匠さんが、ロバートシモンズに

自らプロデュースした商品を売り込んだりするのは

これまで何度も見てきましたが

売り場もないフリーの状態で

「在りもの」を売ることが出来るとは

思ってもいませんでした

 

またいつか機会があればやってみたいものです

 

 

JiJi

 

 

カンチェンジュンガ日本への旅

 

 

最後に、今回の事の発端を

 

カンチェンジュンガで採れる水晶は

数ある水晶の中でも特に採掘が難しく流通も困難

 

そして、他の産地ではあまり見られない

その特徴的な美しさ

 

だからこそこう称されるのでしょう

 

「ヒマラヤ水晶はガネッシュとカンチェンのこと」

 

ネパールの禁輸措置もあり

これまでは個人的に少量持ち込まれたものが

たまに国内に出回るのみでした

 

10数キロ程度でも日本に持ち込むのは難しかった

 

ここまで日本に流通しなかったわけですから

今更、その希少性を説明するために

言葉を重ねる必要もありませんが

どういった経緯で日本にやって来たのか

その説明だけはしておきたいと思います

 

***********************

 

ネパールから日本にやって来て経済を学び

卒業後、福岡で料理店を経営する

サントスという青年がいます

 

その彼が、この業界の人間なら誰でも知っている

大手パワーストーンショップの社長に

共通の知人を通して知り合うことになります

 

「ネパールにもたくさんの石があるんだよ」

 

「良かったら奥さんと見においでよ」

 

そして、あの自宅に招かれ

コレクションを見せてもらい衝撃が走ります

 

いろんな意味で

 

部屋の窓を開けると眼前にはヒマラヤ山脈

 

標高2000メートルに位置する

そんな山奥の小さな村、いわゆる田舎の出身なわけです

 

これほど高額で取引される水晶が

自分の国で採れているとはにわかに信じられず

もしこれが本当ならやってみたい

 

そう考えました

 

すぐさま彼はネパールの友人に電話をかけ

 

「ネパールで石が採れるらしい

その仕事をしている人間を知らないか?」

 

そう聞いたところ、驚きの返答

 

「俺もその仕事やってるよ」

 

それがカンチェンジュンガの採掘権を持つ

グミルだったという嘘のような本当の話

 

これはなにかあるぞとすぐさまネパールに飛び

取引条件をまとめてサンプルを購入し

輸出の道筋を立てて帰国

 

このカンチェンジュンガの仕事を始めます

 

そして、わたしが止めるのも聞かず

日本からグミルにオーダー

 

まさかの100kg

 

程なくして届いた水晶を見て真っ青

 

半分が原料品質という

石屋の手痛い洗礼をうけたというわけです

 

人が言うことに耳を貸さず

自分がしでかしたこと、自業自得とはいえ

あまりにも不憫でいたたまれなくて…

 

つい「俺が全部売って来てやるよ」と

 

それが2017年の話です

 

結果から言うと、たくさんの方の手を借りて

Blancaがギャラで手にした分以外はすべて

全国のいろんな石屋さんへ

 

あれから3年経っていますから

すでに大切なお客さまの元に届けられているはずです

 

結果、手伝って良かったです

 

みんなが笑顔になれたこの出逢いに感謝

 

************************

 

さてその後のサントス

 

彼の石屋の仕事はどうなったかというと

もうしていません…というか出来ませんよね

 

2017年当時、こう予想しました

 

ざまざまな状況や条件を鑑みて

年間で最大でも500kgの産出量となります

 

その半分の250kgは原料クォリティー

 

残り半分の2割程度の50kgがトップクォリティーで

100kgがベタークォリティー

 

残り100kgが取り扱いが難しい

ブランディングを考えたら世に出しづらい

セカンドクォリティー

 

とはいえそもそもの話

重機を使えるならまだしも4人でタガネとハンマーの手仕事

その状況で、毎年500kは不可能です

 

おそらくは手掘りで採掘できる場所が早晩なくなり

更なる鉱脈探しまで含めて考えると

2~3年で500kgと考える方が妥当です

 

もちろん原料レベルであれば採れるでしょうが

ヨーロッパのバイヤーが買い付けに来る標本レベル(双晶)となると

相当に難しく、であれば継続はかなり困難

 

遠くない将来、赤字転落前に逃げ切り

採掘自体を留めてしまう可能性が高い

 

事実、採掘権の売り先を探していました

(*2017年の話です)

 

 

2017年当時、サントスは

この仕事を続けようとしていました

 

その時、引き続きサポートをお願いされたわたしは

トップとベターだけで100kg手に入るなら

続ける価値はあると思う…そう答えました

 

不可能なのが分かっていて

 

その時、現地のクラスターのストックは300kg

 

上の計算で行くと

トップが30kg、ベターが90kgとなります

 

採算面が厳しくなっている鉱山主が

トップとベターだけを100kgなんてオーダーを

受けるわけがありません

 

火を見るより明らかです

 

 

その後、カトマンズの倉庫にある

カンチェンジュンガの水晶がどうなったのか…

 

それは2020年現在の

ネットを見ていただけたら分かるのかな?

 

どうでしょう

 

縁があればまたいつかどこかで

わたしたちとこのクリスタルがつながる時が来るでしょう

 

世界のどこにいても

 

それが石屋のおもしろいところ

 

何か神秘的なチカラを感じずにはいられない

 

言わないけどね

 

 

それでは、長々と駄文にお付き合いいただき

ありがとうございます

 

Blancaに留まってくれている原石たちを

少しづつご紹介してまいります

 

もうしばらくお付き合いくださいませ

 

 

JiJi

 

 

 

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