SEDONA/セドナはアメリカ合衆国アリゾナ州の中北部

州都であるフェニックスから北に、車で2時間の場所に位置する

観光業を中心とした人口約1,1000人の小都市です

町の名称は、1902年にミズーリ州から移住してきた

 セオドア・カールトン・シュネブリーと妻セドナにより建てられた

 郵便局の名称「セドナ郵便局」が由来になったと言われています

町の歴史は、1800年代に果実栽培と牛の放牧を営む白人が

現在のオーククリークに入植した所から始まり、そこから少しづつ

移住者が増え始め、集落は村となり、町へと発展して行きました

そして、アメリカでも屈指の観光地となった現在

セドナは、古くから居住する人達の生活の場としてだけではなく

著名人の別荘や退職後の第二の住処、多くの芸術家の

生活の地としてステータスシンボルとなっています

更にこの一帯は、古くからネイティブアメリカンの聖地であり

近年ではボルテックスと呼ばれるエネルギースポットが点在する

"癒しの町"としてヒーリングショップや施設が軒を連ね、景観を楽しむ

 観光地としてだけではなく、ニューエイジムーブメントの拠点として

多くのヒーラーや愛好家が訪れる聖地となっています

セドナの特徴ともいうべき美しい赤い岩に囲まれた大地は

３億４千万年の年月を経て現在の姿へと形成されました

セドナの何層にもなった岩々の姿は

古代の海、沼地、洪水の跡、広大な砂漠や火山の噴火など

地球の様々な歴史を物語る景観となっています

セドナが海洋地帯だった３億４千万年前

大地の構成は、沈積物による『レッドウォールライム』

と呼ばれる石灰岩の層から始まりました

そこから海洋が少しづつ後退し

 沼地そして三角州となり、最初の石灰岩層の上に

 『スーパイ･グループ』という砂岩層が形成されました

そして、氾濫源（洪水時に水で覆われる地域）の

堆積物が沈積し、『ハーミット・フォーメーション』と呼ばれる

砂岩層、シルト岩層、礫岩層が形成されていきました

この時代、一帯は非常にダイナミックな変化を迎えます

継続的に水に覆われたり、乾燥した海岸性の砂漠になったり

それらの繰り返される変成により、セドナ特有の

「シュネブリー・ヒル・フォーメーション」として知られる

 砂岩層と石灰岩層のカラフルな地層が形成されました

セドナの特徴して語られる、あの魅力的な赤い色は

この層に含まれた鉄分が酸化する事により、2億7千万年前の

この時代に作り出されたと言われています

そしてその時代に続くこと一千万年

広大な内陸の砂漠地帯の砂丘が流れ込み

堆積し圧縮され、厚さ240メートルにも及ぶ砂岩層である

 『ココニノ･サンドストーン層』と『トロウィープ層』が形成

2億6千年前には、この砂漠地帯が、再び浅い海に浸水し

『カイバブ・ライムストーン（石灰岩）層』が形成されました

そして悠久とも想われるほどの月日がたち・・・

今から1千万年前の相次ぐ火山噴火で

アリゾナ州北部に広がった溶岩が、長きに渡り堆積してきた

大地を覆い、最後の層である『玄武岩層』が形成されました

レッドロックカントリーはこうして

数千万年ごとの地球の鼓動を刻み、3億4千万年の時をかけ

 海面から高く隆起したコロラドプレートの南部に位置する

 海抜1,372メートルの台地となりました

それから数百万年

風雨による浸食と様々な自然現象により、台地は削られ

ロッキー山脈からの雪解け水は渓谷を作り、その川の流れはまた

台地に繰り返し様々な変化をもたらしました

そして今

わたしたちが見ている美しい渓谷や岸壁の姿となりました

数百万年後には、この目の前に広がる美しい岩山も

新たな大地のかけらとなっていることでしょう

この素晴らしい奇跡のような景観は

変化のただ中で、わたしたちだけが観ることのできる

地球からの贈りものと言えるのかもしれません 

Montezuma's Castleの洞窟にこう記されています

「A.D. 700（西暦700年）ナバホ・ホピ・アパッチ族等の先住民族が

【精霊の声を聞く場所・お祈りをする場所】として利用していたが

その姿は1400年頃からパッタリと消えてしまった。」

セドナも同様です

ネイティブアメリカンが去ってしまったその地に

1800年代、白人たちが、新しい生活の場として入植して以来

少しづつ移住者が増え1900年には小さな町になりました

それから半世紀

不安定なアメリカの政情と不況の中

たくさんの若者たちが新たな価値の創造を求め

古のネイティブアメリカンやヒンズー教の教えに傾倒して行き

ヒッピーやニューエイジという文化が産まれました

砂漠や荒野に出て宇宙との融合や魂の解放を図る

もちろん、ネイティブアメリカンの聖地であったセドナも

そんな彼らたちが集まるメッカとして重要な場所になっていきました

そして1980年代、セドナ在住のヒーラー

ペイジ・ブライアントが、この地には強力な磁場があり

20以上のエネルギースポットと４つの代表的なポイントがある

と、世に紹介したことがきっかけとなり、「癒し」「気づき」を

もたらす場所として注目を集めるようになりました

彼女はその渦を巻くように発するエネルギーを

ラテン語で「渦巻き」を意味する「VORTEX/ボルテックス」と名付け

代表的な４か所のエネルギーの性質を男性性・女性性と区分すると共に

ボイントンキャニオン(Boynton Canyon)エアポートメサ(Airport Mesa)

 カセドラルロック(Cathedral Rock)ベルロック(Bell Rock)と名付け

それ以降ボルテックスはその地を指しての名称となりました

それから30年

セドナは、ニューエイジやヒーラーたちのみならず

世界中の人々にとっても「聖地」と称され、そして愛され

毎年、数百万人の旅行者が訪れる程の場所になりました

VORTEX/ボルテックスという「チカラ」の証明を

科学的に実証することはかないませんが、1000年以上に渡り

人々のココロを虜にしてやまないこの地には、確かな「チカラ」が

存在しているように想います

＊ボルテックスという名称の由来は諸説あります

セドナボルテックスストーンが産まれ

どうも勘違いしたのか・・

セドナに行ったり、現地には日本人も居住してますから

その方たちにお願いして送ってもらったりして

セドナのレッドロックを販売しているお店が増えてきました

セドナの石は

基本的に持ち出し禁止です

SEDONA Vortex Stoneは

着想からデビューまで1年を要しましたが

この「持ち出し禁止」の部分をクリアにするのに

５ヶ月ほどの期間を費やしたと記憶しています

セドナ滞在中

ほんの想いつきで放った、tamakiさんとわたしの

「セドナの赤い石でビーズを作ったら？」

軽い気持ちだったんですが

ものすごいコストと労力をそばで見ていて

「ごめん」と・・

結局、５ヶ月の間

交渉やシッピングの準備も含めセドナに何度も赴き

最終的には数トンの原石をたった３人でパッキン

そして発送

すごいチャレンジです

ここから新たな石屋の戦いが始まるわけですが

そのお話はまたの機会に

きちんとしたルートを確立するのは

法令的に当たり前のことですが、やはり道義

守らなければならない「人としての道」です

この地を大切に守っている人たちがいます

それを生業にし生活の糧を得ている方たちがいます

そしてそれは税収となり

ひいてはセドナの環境保全へと役立てられる

石を扱う人間は

このことを決して忘れてはいけないのです

そうやって、ミュートン氏と出逢うことができ

たくさんのかたの助けで

国外への正規輸出ルートを確立することができました

3代にわたり

悠久の時を刻んだ赤い土とともに生きてきた

ミュートン氏に感謝！！

そしてサプライヤーのKJに感謝

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